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GMOのインターンに参加しました

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はじめに

2025年7月から8月にかけての5日間、GMO の就業型インターンに参加しました。

このブログでは、その経験を振り返りながら体験記としてまとめていきます。

インターンの概要

詳細は 公式サイト にまとまっています。

GMO の 5days インターンは、実際の開発工程に近しい形で、物理レイヤからアプリケーションレイヤまで幅広く体験できる内容です。

私は当初、GMO の就業型インターンに応募しましたが、そちらはご縁がなく、代わりに 5days インターンをご案内いただきました。

宿泊費などの経費も支給され、幅広い分野に興味のある私にとって、とても良い機会となりました。

今回は、7月28日 ~ 8月1日の5日間、北九州オフィスに出社の形で参加しました。

インターン内容

インターンでは2人1組のチームで、実際に GMO のシステムで使われている技術を用いて、以下のミッションに取り組みました。

物理サーバーの構築

初日に実施したのは、物理サーバーの構築です。

私は RAID などの概念も初めてで、とても新鮮な体験でした。

GMO で実際に採用されている構成をもとに、サーバーの組み立て・OS のインストール・ネットワーク設定までを行いました。

kubernetes クラスターの構築

2 ~ 4日目は、kubernetes クラスターの構築を行いました。

実際に GMO で使用されている kubespray(Ansible ベースの構築ツール)を用いて、複数 VM 間でのマルチノード構成を構築しました。

個人で kubernetes を扱った経験はありましたが、実務で使われる構成・設計思想を知ることができたのは貴重でした。

特に、ノード数を増やしても構築時間がほとんど変わらない点など、技術選定の背景を知れたのが印象的でした。

構築中には、MetalLB と Calico のヘルスチェックで名前解決が失敗する問題にも遭遇しましたが、相方と進捗を共有しながら、自分が技術面で主導して問題解決を進めました。

また、NFS による永続ボリュームの設定も行い、kubernetes のストレージの仕組みについて理解を深めました。

Grafana を用いた可観測性の実現

4〜5日目は、SRE 業務の一環として Grafana を用いた可観測性の可視化に取り組みました。

テスト用に k6 を使って負荷をかけながら、チームで表示すべきメトリクスや SLO を議論し、Prometheus と Grafana で可視化を行いました。

「可観測性」という抽象的な概念を、具体的なメトリクスやダッシュボード設計に落とし込むプロセスは、とても学びがありました。

終わりに

GMO のインターンでは、5日間という短い期間ながらも、物理層からアプリケーション層まで一貫して学べる貴重な経験ができました。

開発中は特に、エンジニアの方々が丁寧に技術的な相談に乗ってくださり、課題解決の考え方や実務的なノウハウを学ぶ貴重な機会になりました。

また、毎日メンター面談の機会をいただき、技術だけでなく、GMO のカルチャーやチームの雰囲気を深く知ることもできました。

最後に、長谷川さんをはじめとする仮想化チームの皆様、瀬戸さんをはじめとする SRE チームの皆様、そして桑原さんをはじめとする企画・運営を担当してくださった皆様、本当にありがとうございました!

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!